F1日本グランプリ直前の金曜日の夜、2023年9月22日、TAG HEUER と Team Ikuzawa のコラボレーション・ウォッチ発表のパーティーが、東京の新豊洲 ブリリア・ランニング・スタジアムで行われました。この様な個人のレーシング・ティームとのコラボレーション・モデルは HEUER の歴史上初めてのことです。ましてや HEUER が日本のレーシング・ドライバーを起用したことは、過去から現在まで、日本のモータースポーツ歴史上も、HEUER の歴史上も、他に例がありません!
これが、このイベントの招待セット。ハード・ボックス入りのピット・パス・スタイルの招待セットです。アタシの手紙を添えて。オシャレでしょ?
まず、アタシが 2021年12月15日に投稿した Tetsu Ikuzawa and HEUER を読んで下さい。
Tetsu Ikuzawa and HEUER
場所は、ここです。テント張りの体育館。ここは TV コマーシャルで、よく使われていますので、見た事あるかも知れません。8月の猛暑の中、早速現場へ下見に行きました。
こんな状態です! 第一印象「こんなとこで出来るんだろうか」
ヒエー、展示するレーシングカーの搬入は、ここからでしか出来ません。どうするか?
陸上競技トレーニング場として普段は営業していますので、設営施工に与えられている時間は、たったの1日だけ! この陸上競技トレーニング場を、たったの1日で TAG HEUER 及び Team Ikuzawa 好みのパーティー会場にしなければなりません! たったの1日で、ですよ!
パーティー前日、9時より作業開始。そして日は暮れて行きます。
壁面にディスプレーする写真パネルは、膨大な数の写真の中からのセレクトに始まり、レイアウト、説明文、それは何度もやり直しています。このセクションはルーブル美術館をイメージしました!
夜が明けます。パーティー当日朝。
エントランスを入ったとこに、館内の幅一杯に事務所があります。ゲスト達は、この事務所の脇の、この汚い、この狭い通路を通って会場に入って来なければなりません。
そこで、事務所も通路もパネルで覆いました。
イベントの当日の朝! 展示するレーシング・カーが到着します。
なにしろ、各セクションを仕切る壁が出来上がる直前に搬入しなければならないので、タイミングをピッタリ合わせなければならなりません。それは段取りは大変でした。
そして、
苦労して持ち込んだ 1968年にアタシが英国の Silverstone で、日本人初めてのインターナショナル・レースに優勝した時のクルマ Brabham BT 21B F3。ゲスト達が到着しだしても、誰もカーカバーを外しません! TAG HEUER Japan のスタッフが来たのでカバーを外すように言いますが、無視されます! アタシには、その意味が全く分かりません! その後も誰もカバーを外そうとしません。ヒエー! 仕方ないので自分でカバーを外して、カバーを抱えて自分で楽屋に持って行き仕舞います。エー、アタシ、ゲストじゃないの!
そして、アタシがライティングを調整します。
ゲスト達の到着前、ちょっと和んでいる瞬間。
まあ、奥さんの格好を見ても分かるように、アタシ達は完全にスタッフです!
ゲスト達、タレントさん達、モデルさん達、司会の人、DJ の人、音響スタッフ達、続々と到着しだします。で、でも、 TAG HEUER Japan の人は誰1人居ません! ヒエー、結局アタシが出迎えやら指示やら、案内やら、もう完全にイベント・スタッフ状態!
「機材の運び込みは、むこうからですよー」
そしてゲスト達をアタシの奥さんと2人とで入れ替わり立ち替わりでアテンドして受付へ案内。
そして会場へと案内して説明。
Silverstone UK in 1968.
Last lap last corner!
ポルシェ・ジャパンの小嶋さん。
ヒエー、こんな人も駆けつけてくれました。TAG HEUER がサポートしている Red Bull のマックス・フェルスタッペン。彼の連戦連勝に大きく貢献しているのが、ホンダの F1エンジン。その総責任者 HRC の社長、渡辺さん。本来は、この日は鈴鹿に居るはずなのに!
ポルシェ・センター名古屋の社長、寺西さんも名古屋から駆けつけてくれてました。
1960年代、ロンドンで出会って以来の大親友、サザビー・リーグの鈴木陸三。
ここで、全てが判明します! ムスメの生沢 舞が、この日のメイン・スターだったんだと! 父と母が、何故下請け屋扱いだったのかが判明! 父母は、只のステージ・パパで、ステージ・ママだったと言うこと! Team Ikuzawa ブランドは、完全にムスメに乗っ取られました! 世代交代です!
お父さんは後ろから寂しく見守ります!
ファッション系業界では、何かの発表とか、何かイベントと言えば、何処も彼処も横並びで、必ず皆同じことをします。縁もゆかりもないタレントさん、有名人などを招待して、ロゴのパネルの前での撮影。HEUER は、立派な歴史あるブランドです。アタシ、こんなことは、やりたくなかったなー。
色々な業界の方々、色々なタレントさん、色々なモデルさん達が来られました。でも Team Ikuzawa のゲスト達以外、ほぼ全ての方々は、アタシとは目すらも合わせません! ましてや会話なんてしようともしません。有名タレントと思しき人とパーティー・トークしようとすると、マネジャーと思しき人が冷い視線で睨み遮ります! ヒエー、そんなんなの! そもそもが、この人達、このパーティーの趣旨すらも分かっていないような人が多かったです。「アタシ Team Ikuzawa のオーナーなんですけど!」ただ言われて来ているだけ、そんな感じの人達ばかり。久しぶりのパーティーでしたけど、この業界のパーティーって、こんなんなのだと初めて知りました!
その中で、唯一フレンドリーに会話してきたのが、この人、ヨンアさん。マネジャーさんと思しき人も、とてもフレンドリー!
そして「写真一緒に撮りませんか」と言ってきた、唯一の人がヨンアさん! このパーティーの Dress code は、Something red です。彼女のファッション、素晴らしい! 彼女とデートしたーい!
父に敬意を表してなのか、スタッフとしての働きぶりを認めてくれてなのか、シリアル・ナンバー1の、この日発表の時計をプレゼントしてくれました!これです。
これは、当日来られたゲストの方々へのお土産です。
早速、アトリエのアタシの HEUER コレクション・タワーに。
Team Ikuzawa のゲスト達は全員ご購入! 皆さん自慢げに早速インスタグラムにアップ。パーティー後、鈴鹿に駆けつけた人が多く居ました。
1個どころか、2個買う人も。2個買って、気に入って更にもう1個買いに行った人もいます! 中には4個も買った人も! 完売! 有り難いことです。
何はともあれ、終わり良ければ全て良し! TAG HEUER Japan さん、ムスメの生沢 舞の為に、素晴らしいイベントをしてくれて、父より心からの御礼を言います! 心から、ありがとう。
そして、イベント会社の千早さん、あのハードスケジュールの中、本当によくやりました! 素晴らしい仕事をしました。心から感謝、そしてお疲れ様!