今年も、もう僅か!今年の最後を飾るにふさわしい素晴らしい話題を!
12月 2日 金曜日、千葉にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で、素晴らしいセレモニーが行われました。
今から丁度ピッタリ 55年前の 1967年、日本グランプリで生沢 徹がドライブして優勝したポルシェ 906 をオマージュして、ポルシェ本社の特注部門、エクスクルーシブ・マニュファクチャーが、彼等のプレゼンテーション用に 718 ケイマン GT4 Tribute to 906 を1台製作したことは、前のページで伝えていますので既に知っていると思います。ところが、生沢 徹が今年で丁度80歳なので、その誕生日を祝ってと、1967年の日本グランプリで、アタシが優勝して今年で丁度55年目なので、それを祝ってと、そのお祝いのプレゼントに、なんと別にもう1台を製作していたのです! もう信じられませんよね! その誕生日プレゼントをアタシに渡すセレモニーが、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で行われたのです。実に55年も前の出来事を今でも忘れずに大切にしている、そして80歳になった、その時のドライバーを未だに忘れずに大切にしている。こんなことをしてくれる企業は、日本の自動車メーカーは勿論のこと、残念ながら今の日本企業には他に見当たりません! 人との繋がりを大切にする、さすが名門ポルシェ。これこそがブランドになる所以と言わざるを得ません。
ドイツ、ポルシェ本社の取締役トップの1人が、このアタシへの誕生日プレゼントを渡すセレモニーの為だけで、わざわざ日本に来てくれました。しかも、その取締役、この寒い中をアタシ達の到着を外で待っていてくれました!こんな大人数で、アタシ達を出迎えてくれました!
ポルシェ・ジャパンの新社長 Philipp v. Witzendorff さんとは、この日、初めて会いました。
この方が、この日の全てをオーガナイズしてくれた、ポルシェ・ジャパンのマーケティング&CRM部 執行役員の前田 謙一郎さん。前田さん、心からありがとう!
真ん中の人が、このアタシへの誕生日プレゼントを渡してくれるセレモニーの為に、わざわざドイツ本社から日本に駆けつけてくれた Alexander Fabig さん。もう15年来の付き合いです。
生沢 徹の誕生日プレゼントの為に、ポルシェ本社エクスクルーシブ・マニュファクチャーが、心を込めて創った1台、 Cayman GT4 Tribute 906。
通常、誕生日プレゼントをくれる相手に対して、プレゼントをああしろ、こうしろと指図しませんよね。でも、色々と細かい注文を付けています! 例えば、このシート・ヘッドレストの刺繍のデザインや、ステッチの糸の色など。
これは 1965年12月5日、富士スピードウェイのオープニング・セレモニーの時のゲートです。看板屋さんの手書きの看板です。従って正式な書体ではありません。そこで、この開所式の時の写真を元に、綺麗に清書してデジタル化して、エクスクルーシブ・マニュファクチャーに送りました。
これは、その開所式の時、コースを試走した人達に贈呈された記念の盾です。この盾を、こんなに綺麗な状態で、今でも保存している人、アタシだけだと思います。多分、富士スピードウェイでも、持っていないと思います。こんなものが、有ったことすら、現在の富士スピードウェイの方々は、知らないと思います。
この盾の王冠と月桂樹の部分を忠実に表現してもらいました。素晴らしい出来! 富士スピードウェイの文字も、看板通りの文字で刺繍してもらいました。おそらく、日本文字が、ましてや手書きの日本文字が、この様に入れられたのはポルシェ史上、初めてだと思います。刺繍の糸も、プレゼンテーション用の Cayman GT4 Tribute 906 は、レッドの糸でしたけど、外のカラーリングと合わせてイエローの糸に変更してもらいました。こう言う拘りに、正にポルシェ社のエクスクルーシブ・マニュファクチャーは、対応するのです。まあ、この拘りに関しては、分かる人は、まず居ないでしょ。だって、この盾のことを知っているのは、アタシとポルシェ本社・エクスクルーシブだけなんだもの!
勿論 Team Ikuzawa Special! この Team Ikuzawa と Special の書体も指定しています。
両サイドのリア・クオーター・ウィンドウ・ガラスに貼られているプラック(バッジ)は、エクスクルーシブ・マニュファクチャーの Boris Apenbrink さんからの提案で「生沢 徹のスペシャル・カーであることを象徴したい」と、プレゼンテーション用のクルマとはデザインを替えて、より生沢 徹のクルマに特化してくれました。ちなみに Boris Apenbrink さんは、この人。
“Looking good in yellow Tetsu Ikuzawa and his 911 S Targa”https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=shznADZV7Lo&feature=emb_titleそして、キーのハンド・オーバー時に、なんとスペアのプラックを、わざわざ余分に作っておいてくれて、プレゼントしてくれました! なんとも素晴らしい気遣いと配慮です! Thank you Boris!
素晴らしい! ポルシェ社謹製ですよ!
エクスクルーシブ・マニュファクチャーの日本の窓口になるポルシェ・センター名古屋の社長が、前日の夜遅くまでアポイントメントがあったにも関わらず、名古屋から4時間も自分でドライブして、花束を持って、当日お祝いにに駆けつけてくれました。皆さんの愛情に、心から感謝。ありがたい事です。正に人との繋がりを大切にしています。
日本は勿論のこと、世界レベルで見ても、ポルシェ本社の特注部門、エクスクルーシブ・マニュファクチャーのことを一番よく知っているのはアタシです。実例を見せながら具体的に説明しているとこ。これ程の体験をしている人は、アタシ以外に他に居ません!
マーケティング & CRM部の Michael Gorsler さん、ありがとう。
そして、お祝いのランチを、レストラン 906 で! もう 906 尽くし。
なんと、バースデー・ケーキまで用意してくれています! マーケティング&CRM部の皆さん、前田 謙一郎さん、Michael Gorsler さん、小嶋 久美子さん、皆さん本当にありがとう御座いました! 心から感謝。
なんと、誰かがペプシコーラを差し入れしてくれました! 分かっている!
社長さんに「オマエ、文句言わずに食えよ」と、怒られているとこ!
皆さん楽しそうでしょ。
新社長 Philipp von Witzendorff とは、もうマブダチ!
アタシへのバースデー・プレゼントのハンド・オーバー・セレモニー。これだけの人達が集まってくれました。唯々素晴らしい、そして楽しいセレモニーでした。 皆さん、心からありがとう。で、でも、ファッション・コーディネーター・生沢 徹としては、シューズも揃えたかったなー!
そして、皆さんに「オマエ、早く帰れよ」と言われて、送り出されているとこ!
まるで老舗旅館の見送り状態!
伝説のドライバー生沢徹氏への誕生日プレゼントは・・・ 世界で1台の特別なポルシェ! https://octane.jp/articles/detail/9174/1/1/1
全ての「物語」「縁」「繋がり」の始まりは、今から55年前 1967年、富士スピードウェイで行われた日本グランプリ。
売れ残って2年間も、この六本木のショールームに置いておかれたままでした。これを読んでいる皆さんは、分かっているのかしら。Carrera 6(906) は、カタログ・モデル、市販車ですよ! つまり2年落ちの市販車で、日産ワークス・ティームに勝ったと言うことです! 正に、さすが PORSCHE! 素晴らしい!